”理想と現実の違い”って?!
ここ数年で発生している地震や強い台風による被害。このようなニュースを見ていると、やはり気になるのが「災害に強い家」ですよね。万が一の時には地震保険や災害保険、家財保険などがあります。
それらの被害にあいにくい家づくりの仕方も大事です。
家の屋根から床への縦にかかる力は、家の柱で支えることが出来ますが、横方向の揺れや台風の横風に効果的なのは耐力壁というものになります。
耐力壁の量が少なければ耐震性能は不利になり、量が多ければ有利に働きます。
じゃあ耐力壁が多ければ多いほどいいのか?というと、実はそうではなく建築費用がかさんでしまいますし住みにくい家になってしまうため、「適量」がベストなのです。
家の構造部分は住み始めてからでは手を加えるのは難しいものです。地震が起きた時に命を守ってくれる家はもちろん、地震の後でも安心して住み続けられる頑丈な家が理想的だと思いますので、事前にしっかりと確認しておきたいポイントです。そして、構造だけではなく家具の置き方に関しても、今では耐震用つっ張り棒などが販売されています。
これらのグッズに加えて、食器棚や本棚の仕切り板に角度をつけるように手前を高く、奥を低くして若干斜めになるようにすると棚から物が落ちることなく、さらに安心できるかと思います。
ントです。
また、三連工務では制振装置evoltzを取り入れております。
少し紹介しますね。
~evoltzの効果はどのようなものか~
①地震の衝撃を和らげることで、建物に加わる力を軽減し応力集中を防ぎます。
さらに、揺れエネルギーを吸収し、建物の揺れを45~55%軽減します。
また大地震の後に繰り返し発生する大小の余震にもしっかりと対応します。
②本震やその後の余震の際にも建物の構造部材が損傷しない範囲で揺れをおさめることを目指すことにより、建物の安全性を高めます。
そして、建物の資産価値を守り、生命と財産を守ります。
③大きな減衰定数を持つため、建物が共振した際の揺れ幅を小さくします。
この共振の抑制は耐震工法のみでは防ぐことができません。
※共振
地震の周期と建物の固有周期が一致した場合に発生する現象。
揺れに従って振幅が次第に増加していき、倒壊につながる。